DUCATI 750 Imola Racer 1972

型番 K743
定価 55,000円
販売価格 55,000円
購入数

1960年代末頃からDucatiはアメリカ市場を睨み大排気量/2気筒エンジンの開発を開始、Ducatiエンジンの代名詞とも言えるデスモドロミック機構エンジンによるマシンを開発していたファビオ・タリオーニの設計による、L型(90度V型2気筒)エンジンを1970年のミラノショーにて発表します。1971年にはこのL型エンジンの500ccレーサーをグランプリに投入しますが、MVアグスタに乗るG.アゴスチーニといった強豪に阻まれ勝利を得ることはできませんでした。
しかしDucatiは500ccレーサーと同時に開発が進行していたL型エンジンの750ccレーサーを、アゴスチーニを始めとした世界の強豪達が参戦するイモラ200マイルレースに投入することを決めます。そして1972年に初開催されたイモラ200マイルレースにおいて、この750レーサーは多くのライバル達を抑え見事1-2フィニッシュで優勝を飾ります。この優勝はDucatiにとって初めてのビッグレースにおける勝利となり、記念すべきものとなりました。優勝を飾ったポール・スマートと2位のブルーノ・スパッジアーリらがイモラからDucati本社のあるボローニャに帰還すると、広場を埋め尽くす群衆に熱狂的に迎えられ、この勝利がいかに多くの人々の心を捉えたかを物語っています。また、1974年にはこの勝利を記念して、イモラレプリカの”750SS”がDucatiより一般販売されることになります。

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